【ゆっくり解説】神保町のコンカフェが警察の摘発を受けた理由とは？メイドカフェを偽装した実質ガールズバーの経営者が逮捕されました。今回の事件は経営者の甘い認識が招いた悲劇ともいえます。

秋葉原で派手に客引きをする系列が、メイドカフェ・コンセプトカフェと謳った店を神田神保町に出店したところ、僅か4カ月で風営法違反（無許可営業）での摘発を受けてしまいました。
いかにも素早い警察の検挙でありますが、これにはハッキリとした理由があると思われます。
当店は開店当初から、神保町初のメイドカフェとして17歳以下の高校生の募集をし、神保町駅近く（靖国通り沿い）に女性を立たせて客引きをさせていました。しかし、神保町（内神田）は歴史のある街で、何代も続くご住民も多く住んでおられることから、脱法的な風俗営業には馴染まない地域でもあります。たちまち警察・行政などに苦情が殺到したことは間違いないでしょう。

メイドカフェやコンセプトカフェが密集する秋葉原はかつては外神田とも呼ばれていました（今でも誇りを持って外神田という人は多いです）。当地は昔から交通の要地であり商業地ですから、新しい商売や街に来る人にも寛容です。
しかし神保町（内神田）のご住人は実は江戸っ子としてのプライドも高く、商売に関しては排他的なところがあるのです。今回は恐らくそういった理由で摘発を受けたのだと思います。
当系列の経営者は秋葉原で10年以上飲食店を経営している方と聞きますが、住民感情を配慮しないなど、内神田のしきたりを知らずに出店したのは余りにも不勉強でしたね。そして、ビラ配り女性を大量に街に出すことがいかに評判が悪いか。その地に生まれ、育ち、生活している住民たちからどう思われているかを、コンセプトカフェの経営者の皆様は理解して頂きたいと思います。

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BGM：甘茶の音楽工房様
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